便秘は、ダイエットの大敵であることは言うまでもありません。近年よく耳にする「腸活」という言葉も、健康に関してだけではなく、ダイエット目的に行っている女性も多いのではないでしょうか。
私も長年の便秘に悩まされていた一人です。太りたくないという理由で、市販の便秘薬や下剤効果のあるお茶を飲んだりと、何かしらの薬に頼らないとお通じがないという状態まで悪化してしまいました。ガンコな便秘から抜け出すために、オリーブオイルや食物繊維、運動やストレッチ、腹筋など色々と試しましたが、長年便秘薬などに依存していた腸はびくともしませんでした。
しかし、そんな頑固な便秘に悩んでいた私にも、唯一効果が表れたものがあります。それは「ケフィアヨーグルト」です。聞きなれない名前なので調べてみたところ、ケフィア菌とは乳酸菌の種類のひとつで、酵母菌などさまざまな菌を融合させたものでした。長寿で知られる「コーカサス地方」でもよく摂取されているもののひとつです。ヨーグルトの形として出来上がったものは市販されておりません。粉末状のケフィア乳酸菌を種として、牛乳に混ぜて発酵させて作ることができるというものでした。
数は多くないですが、複数のメーカーから発売されていますので、通信販売などで購入することが出来ます。数グラムずつの個包装になっており、1袋に対して500ml~1000ml(メーカーや容量による)の牛乳を混ぜ、常温(約30度)で24時間放置するだけで出来上がります。市販のヨーグルトはヨーグルトメーカーにて作ることが多いですが、ケフィア菌のヨーグルトは常温で作ることが出来ます(冬場の寒い場合には暖房の入った室温で作るなどの工夫は必要です)。
出来上がったヨーグルトを少量取り出し、牛乳を混ぜてさらに増やすこともできますが。衛生上の観点からは、継ぎ足しは多くとも2~3回までにしておいた方が良いようです。味は、市販のヨーグルトよりも少し酸味を感じる傾向にありますが、ヨーグルトが好きな方であれば違和感なくおいしく頂けると思います。
腸活に加え、ダイエット効果を得たい場合は、スキムミルクで作るのも効果的です。有名なスキムミルクヨーグルトダイエットにもあるように、牛乳の代わりに一定量のスキムミルクを使って発酵させるものです。私の場合は、ヨーグルトが固まりやすいようにスキムミルクと水の割合を濃くして作り置きをしました。
スキムミルク100gと400mlの水をミキサーにかけ、ケフィア菌を混ぜて24時間常温で発酵させるだけです。濃い目に作ったスキムミルクなので満足感もあり。栄養価も高く、ダイエットにも良いので毎日続けています。始めたばかりの頃は、さすがに長年の便秘であったこともあり数日に1回の効果でしたが、ケフィアヨーグルトを続けて1か月後には、ほぼ毎日お通じがくるようになりました。長年悩んでいたのがうそのようでした。
世間では様々な腸活方法があふれていますが、私のように便秘薬に依存していた人間にも効果があったものとして、ケフィアヨーグルトは大変おすすめの腸活食材です。ぜひ便秘でお悩みの方へおすすめです。